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日記です。 読み捨てて頂ければ幸い。

入鹿

2010.05.09 (Sun) 17:12 Category : 未選択

此度はイルカ違いです。

『飛鳥燃ゆ 改革者・蘇我入鹿』という本をよみました。出版はPHP研究所。

歴史解説書と思いきや小説です。主人公はタイトル通り蘇我入鹿。
私も学校で習いました。大化の改新で殺された人。(正しくは、大化の改新前夜に暗殺、だそうです)だから名前は知っています。でも、誰?(←笑
特別興味も無かったので大化の改新の年号と名前を覚えただけでしたが、蘇我入鹿が誰かも何をしていたのかも、中大兄皇子(うぉ、一発変換された!)や中臣鎌足(おおっ、一発変ry)が何者かも何をしようとしていたのかも、教えてもらった覚えがありません。教科書には書いてあったのかな・・・。
まぁとにかく、あの暗殺が何だったのか、全然知らなかった訳です。
でも何となく、蘇我入鹿が悪いヤツだという認識はありました。何故でしょう。不思議なんですけれど。クーデターでやられたんだから、多分相当極悪人だったんだろう、という認識があったんです。でもそこまで教科書に書いてなかったよなあ。
兎にも角にも、私の中では蘇我入鹿は何か悪いヤツということで収まってました。後でググッてみたら、どうやら日本史的にそういう認識のようです。

そこにこの本。
吃驚した。蘇我入鹿がものすごくイイヤツだったから。
強くて、賢くて、そのうえ日本のことを考えているって。なんかすげーイイヤツです。勿論小説ではありますが、目が醒めた思いでした。
歴史って怖いよね・・・。勝者の目線でしか語られないってよく言うけど、こんなに変わるものなの?吃驚です。
そんで、蘇我入鹿がイイヤツである以上、敵対するヤツは悪いヤツなんですね。中臣鎌足は感じ悪いし、中大兄皇子に至っては出来の悪いチンピラ皇子として書かれてるし。いやー、面白かったです。
ところで中大兄皇子って天皇の息子だったんですね。皇子って付いてるから分かるようなモンなんだけど。なんか偉いんだろうと子供心に思ってはいましたが、全然気にして無かったです。

私にとっては買って正解の本でした。面白かったです。
そうそう。読み終わって奥付まで見ていたんですが、参考文献が三つだけ、という事実に驚きました。何だったかな、日本書紀と古事記と何かでした。細々としたのは他にもあるのかも知れないけど。それだけ!?って思いました。凄いなあ・・・

ママンに薦めてみたら、「これが(今話題の)歴女?」と言われました。歴女と呼ぶんじゃねえ(何故か歴女と呼ばれるのは気に入りません。)



でも考えてみると、時代モノは結構読んでいることに気付きました。時代物ってもファンタジー込みですけど。物語の舞台が現代ではない話とかの方が好きです。
でもそっから史実にのめり込んだりは、何故かあんまり無いです。雰囲気は好きだけど詳しくはない。だから歴女とは呼ばせない☆
思えば日本の各時代、弥生から昭和まで割と制覇してます・・・。現代劇も勿論読むので、平成も込みで。気にしてなかっただけに自分でも吃驚です。
えっと・・・幅広すぎ?でもそれぞれ面白いよ?
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