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日記です。 読み捨てて頂ければ幸い。

きらら浮世伝

2011.11.13 (Sun) 23:05 Category : 観劇とか

ドラマティック・カンパニーのきらら浮世伝を見て来ました。
知人の伝手でチケットを取って貰ったのですが、とても見易い良い席を取って頂いて…恐縮です。

物語は江戸時代。吉原の門前で小さな版元を開いている蔦屋重兵衛が主役。小さな版元で、どうやら吉原の遊女相手に貸本屋みたいな事もして店を切り盛りしていたらしい。…え、これってまさかTSUTAYA!?違うか(笑)
吉原には幾つも店があるが、遊女相手の貸本でよく出入りしていた蔦屋は、どこな店にどんな遊女が居るか把握していた。それを纏め、吉原のガイドブックとして発売するとこれが大当たり。その内蔦屋の元に文化人が集まり、店も大きくなる。町人文化も盛りを迎え、その繁栄が手に余った幕府は、風俗の取締りを理由に娯楽の規制を始める。
自由に戯作を書けない、自由に絵を描けない。お縄になる文化人も居れば、命を落とす者も。それは版元の蔦屋も同じで、お上に目を付けられることになる。それでも出版をやめない。
不自由に憤り、悩む蔦屋。戯作者は筆を折り、絵師は居なくなった。しかし一念発起した蔦屋は、今一度勝負を仕掛ける――
という話です。大体は何となく合ってると思う。チラシの概要を参考にしてるし(オイ)
一言も書いてないけど、蔦屋と花魁のラブストーリーも入ります(笑)これがまた切ないんだ。途中涙出ました。…それが、どの台詞で泣いたか全然覚えていないんですが(笑)
でも胸を揺り動かす台詞が、幾つもあったんです…覚えてないけど(笑)

中尾さんの台詞で「お前、我慢とか辛抱って好きか?」「でも世の中にはそういうのが好きな奴が居るんだ。頼まれもしないのに我慢して頑張って。そういうのは好きな奴らに任せてさ、俺達は好きな事をして生きようよう」みたいな台詞があって、そういう生き方できたらいいよなあと思いました。でも社会に組み込まれていると、そんな台詞はなかなか言えないものです。
江戸時代って、皆懸命に生きている感じがします。身分とか、立場とか…しがらみが沢山ある中で、笑って泣いて怒って。羨ましくて仕方ない。この舞台でもそれが伝わったから、きっと涙が出たのだと思います。

蔦屋役が関俊彦さんで、武士で戯作者の先生役が中尾隆聖さんでした。なにこの巷説コンビ!(笑)
関さん、とっても格好良かったです。本当に好きです。声素敵です。中尾さんは面白かった。中尾さんだけではないのですが、思わず笑ってしまう場面が幾つもありました。お二人とも素敵でした。もちろん他の役者さん達もです。面白かったです。

今日が千秋楽だったので、最後に関さんと中尾さんが出て来て、皆で三本締めをしました。関さん飛び跳ねていましたが、何故公演後なのにそんなに元気なの!?疲れてないの?そして去り際に投げキッスをして行きました。なんつーサービス!(笑)きっと、私にしてくれたのよね!!……と、ファンは思ってるんですね。関様可愛いよ。お茶目すぎるよ。そんな事されたら、惚れてまうやろ!(笑)

いやあ本当に面白かったです。また行きたいな。


そして、巷説百物語を読みたくなりました。
アニメ見たいなアニメ!又市さーん!
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