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n - caramelizing

日記です。 読み捨てて頂ければ幸い。

失楽園

2012.10.23 (Tue) 00:25 Category : 未選択

ジョン・ミルトンの失楽園・上巻を読み終えました。読み慣れない文体なので時間掛かってしまいました。でも凄い面白かった!正直言って、なめてました。完全に。本当にミルトン氏には申し訳ないです。
勢いで買ってしまったものの、退屈な本なんじゃないかな~って思ってました。いくらレビューが良くたって、300年以上も前に書かれた本なんて古文と同じです。翻訳されたのが最近だとしても、読みにくいんだろうと思ってました。
ところが。
読み慣れないから仕方ないのですが、読みにくいは読みにくいんですけど、それを補って余りある面白さでした。え、300年前の本ってこんなに面白いの!?と思いました。←失礼極まりないな。
もっと昔の本で、今でも読み継がれているのはありますけど・・・面白いの前に分からないって思う。古文の源氏物語読んだって訳わかめで面白く無いし・・・。奥の細道だって・・・。舞姫だって私には分からんかった。物語そのものより文法が分からなくてアウト。(笑)
それに比べたら全然読みやすいです。現代語訳だからか。
なによりルシフェ・・・じゃなかったサタンが生き生き描かれていて。読んでて面白い。時々にやにやした。(笑)
地獄に落とされたサタンが再起する所から話は始まるんですが、そこから単身天国を目指し、途中変装して天使から情報収集して地球へと向かい、エデンの園に忍び込んでイーヴを誑かし、バレて逃げ・・・で、ラファエルがアダムに「サタンに気をつけろ」と忠告しつつ反逆軍との大戦の話をする迄が上巻。
反逆軍と正規軍の激突シーンがすっごい面白くてわくわくした。サタンが天使の群れの中を旋風巻き起こして暴れまくったのが目に見えた。でもミカエルに斬られて転げまわるんだけどねw
地獄を出て、天国までの「混沌」の中を自由に飛んでゆく姿も好きだなあ。
文字を読んでいるのに、サタンが動いている姿が頭にちゃんと浮かぶんです・・・。すげえなぁ。

そう言えば、シ天使の説明があったんだけど、要約すると『六枚の羽の内、二枚の羽で肩から胸を覆い、二枚は腰を、二枚は脚を覆っていた』。これってシャダイのイーノックの『一番いい装備』のデザインに似てるなって思った。あれって羽だったんだ。そう思ったらルシさんの装備が黒いのも何か納得した。

やっと下巻に入るんですが、この話ってどう終わるんだろう。皆目見当がつかない。



そういえば、ミカエルブログで連載が始まるそうですね。マジか!これはやっぱりサワキグラフ買うべきなんだろうか・・・。
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