忍者ブログ

n - caramelizing

日記です。 読み捨てて頂ければ幸い。

preußischen Tugenden

2015.05.12 (Tue) 22:45 Category : 未選択

面白いページを見つけたので。
どうやら管理人さんが日本語で受けた質問を、代理でドイツの掲示板に書き込んで、回答を日本語に翻訳してくれてるみたいです。今はやってないのかな?
http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=frage&mode=res&log=51
リンクはこれ↑ですが、掲示板だったので(いつか消えるだろうし)勝手に抜粋します。



----------------------------------------------

[211] プロイセン王国について ハインリヒ・フォン・クライスト-2007/10/27(土) 23:58-

僕はプロイセン王国が好きです。自分の偏見かもしれませんが、プロイセン王国は文化的にも軍事的にもヨーロッパ有数の規模を誇り近代ドイツの基盤を支えた一つの王国だったと思います。しかし、第二次世界大戦後、プロイセン王国は暗いイメージを持たされ、地図上から名前を消されてしまいました。ドイツの方々はプロイセン王国について、どのようなイメージをお持ちなのでしょうか。

┗ [228] LennStarさんの回答です。 Sana-2007/11/24(土) 21:55-

LennStarさんの回答です。

----------------------------------------
Preußen war immer ein - vielleicht der - bedeutenste Teil Deutschlands.
プロイセンはいつだってドイツの重要な部分だよ。もしかしたら最も重要な王国だったかもしれないね。

Das liegt auch an der geschichtlichen Bedeutung:
歴史的な意味(意義)も含めてね。

Die heutige Universität Halle-Wittenberg vereint zwei weltbedeutende Ereignisse:
例えば、現在のハレ・ヴィッテンベルク大学(プロイセン王フリードリヒ1世の創立したハレ大学と、同じくフリードリヒ3世の創立したヴィッテンベルク大学の合併した大学)は世界的に意義のある歴史を二つ持っている。

Luther in Wittenberg und die deutsche Aufklärung, deren Startpunkt in Halle war. (siehe http://de.wikipedia.org/wiki/Christian_Thomasius erster Rektor der Universität)
ヴィッテンベルク(の大学教授)のルターはドイツ市民の啓蒙(宗教改革)を行ったし、その出発点はハレだった。
(この大学の最初の学長について書かれたWikipediaのページを参考にしてごらん。)

Kant hat in Preußen gelernt und auch andere Philosophen waren dort gern gesehen.
また、カントはプロイセンで学んだし、他の哲学者もよくプロイセンに招かれていた。

Das gesamte 18. Jahrhundert ist eine wirtschaftliche Blütezeit für Preußen. Aus dam rückständigen Agrarlant wurde durch Einwanderung von Spezialisten und Handwerkern ein ungemein produktiver Staat.
18世紀と言えば、プロイセンが経済的に最も栄えていた時代。時代遅れの農業国であったはずのこの国は、優れた学者、専門家や手工業者の移民によって、ものすごく生産性のある国となった。

Aus dieser Zeit stammen auch die "preußischen Tugenden" wie Fleiß, Disziplin und Gehorsam, Gerechtigkeit, Pflichtbewusstsein, Ordnung und Pünktlichkeit - also das, was heute noch im Ausland als "positive deutsche Eigenschaften" angesehen werden.
この時代に生まれたものの一つに、「プロイセンの美徳」と呼ばれるものがある。勤勉、規律、服従、公正、責任感、秩序、時間厳守…
―つまり今で言うところの、外国人から見た「ドイツ人の良いところ」だね。

Aber vor allem der (Obrigkeits)Gehorsam ist in Kritik geraten durch die Nazi-Zeit.
でも「(上官への)服従」については、ナチス時代のことがあったから、批判されるようになった。

Viele dieser Tugenden sind durch die Propaganda missbraucht worden, Und daher ist (mit Deutschland allgemein) Preußen als Ausgang dieser Tugenden ganz besonders in Mißkredit geraten durch die Nazis.
この「美徳」の多くは(ナチスの)プロパガンダに使われ、悪用されてしまった。だから(これ―ナチスによって信頼を失ったこと―は「ドイツ」全体についても言えるのだけど)特にプロイセンはこの「美徳」の出発点として(ナチス精神を生んだ国として)、不評を買う羽目になってしまったんだと思う。

Das ist jedenfalls meine Meinung. Ein gebranntes Kind scheut das Feuer...
といってもこれは僕の意見にすぎないけどね。
一度火傷した子供は火を恐れるようになるものだよ…。
(一度痛い目を見た人は同じ失敗は避けるようになるものだ、ということわざです。
「ドイツ人は確かに過去にナチスのような失敗を犯してしまったけど、だからといって今でもドイツ人がそのような気質を保っているわけではないんだよ(だから怖がらないで)」と言っているんだと思います。)

┗ [229] もう一つLennStarさんの回答です。 Sana-2007/11/24(土) 22:02-

Ach ja: Preußen war der "Hauptlehrer" Japans in der Meiji-zeit.
ああ、そうか。
プロイセンは明治時代の日本の「お手本」だったんだね。

Die Verwaltung wurde unter der Leitung von preußischen Beamten aufgebaut und den preußischen Medizinern ist es zu verdanken, dass es z.B. "Neurose" im japanischen gibt.
行政はプロイセンの役人によって組み立てられ、
プロイセンの医師が日本の医学にも影響を与えたんだね。
それで日本語にも、例えば「ノイローゼ」のようなドイツ語の医学用語があるんだね。

Noch vor 40 Jahren haben japanische Psychologen ihre Diagnose praktisch auf Deutsch gestellt (also deutsche Begriffe aufgeschrieben), wie es heute ist weiß ich aber nicht so genau, damals sollte das geändert werden.
40年前までは日本の心理学者は診断書をドイツ語で書いていたんだってね。(専門用語もドイツ語の言葉で書いていたんだってね。)
今はどうなのかよく知らないけど。当時でその習慣は変えられたんだろうね?

Fand ich jedenfalls sehr lustig, als ich das gelesen habe.
とにかく僕はそれを知ったとき、面白いなあと思ったものだよ。

----------------------------------------------
以上。大変勉強になりました…ドイツ語の。(笑)独文はあんまり読んでないけど。
『プロイセンの美徳』の響きに惚れました。そんな言葉があるのね…!?
勤勉、規律、服従、公正、責任感、秩序、時間厳守…すばらしいですね。…『時間厳守』wwすばらしいと思うのに何でちょっと笑ってしまうんだろう、私ww

プロイセンって凄かったんですね。(あーなんかすげードヤ顔が見える)
PR

この記事にコメントする

Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

n-caramelizing

日記です。
節操なく色々好きです。で、飽きっぽい。
二次小説で腐った妄想たれ流してます。なんていうか、ごめんなさい。
Website nauwe
どうでもいいツイ垢 @sawaragomu
らくがきポイポイ用 ポイピク
委託通販 フロマージュ様
既刊情報
くるっぷ

グーグルフォーム作りました。
ご意見ご感想/連絡用フォーム

Wavebox
最新記事
(05/10)
(05/06)
(05/05)
(04/28)
(04/24)
ブログ内検索

Powered by [PR]

忍者ブログ