前巷説百物語

前巷説百物語を読み終えました。


あぁー。なんつーの？なんかやるせなくて非常に困るのだけど。
読んだ事を少し後悔したのだけど…良い意味でね。良い意味でっつっても意味わかんねぇな。

しっかしなぁ…何ですかね、あの尻の青い若造は(笑)
びっくりしたわ。だって十年経っても充分青いじゃん。
あーダメ。ずるいよ。物語が又市視点ってのがさ。又さんは毎回毎回どれだけのもん背負って仕掛け仕事してたんだろね…。
結局又市さんは、…
あ、ダメ。百介さんの事考えたらちょっと泣きそう。(笑

とうあん先生が、又さんは詰めが甘いって言ってたけど、私にはあの下りが、どうも又市の百介に対する全てついて言っているようにしか思えなかった…。
腐女子でごめん
とうあん先生、もっと言ったげて(笑)


ふと思ったんだけど、小右衛門に引き取られたおぎんが、当時は人形がなきゃ喋れない子だったらどうしよう。
腹話術？じゃなきゃ他人と喋れないとか。
浄瑠璃人形の小さな頭を又市の眼前に突き付けて、
「またいちおじさん」
「オイこら。誰がおじさんだ。せめて兄ィと呼びない」
とかやり取りしてたり。


そういえば又市が伊右衛門や、小平次と関わったのは時間的にどの辺の事なんかねぇ。
個人的に、又さんと徳の字との出会いが知りたい。楽しそう。（何が